東急G、見守りセキュリティを提供開始 ―10月に首都圏のUR賃貸で高齢者へ展開

(提供 日刊不動産経済通信)東急グループの東急セキュリティは、設置工事や通信回線が不要で、安否確認や緊急通報に加えて侵入者検知を1台の端末でできる見守りセキュリティサービス「SAFE-1(セーフワン)」を9月から提供する。全国の空き家セキュリティや高齢者の見守りなど安全な暮らしに向けたサービスに取り組み、1年で1000台の販売を目標とする。また、独立行政法人都市再生機構(UR)と高齢者向け見守りサービス事業者として連携。10月1日からUR賃貸住宅の居住者に向けて見守りサービスの提供を開始する。

 セーフワンは、文庫本より若干小さいコンパクトなサイズで卓上や壁面に工事不要で設置でき、電源のほか単三電池4本でも駆動するため、電源のない空き家や狭い居室でも置くだけで使用できる。SIM回線や人感センサーを内蔵し、異常を検知した際の自動通報機能があるため、空き家や見守りに利用でき、安否確認・緊急通報・侵入者検知を1台の端末で完結する。

 主なサービス内容は、東急線沿線地域を対象に、センサーが反応した自動通報で警備員が現地に駆けつける「機械警備プラン」(月額料金3278円)の提供。首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県)では、電話の要請で警備員が現地に駆けつける「セルフモニタリングプラン+要請駆けつけ」(同2013円)、全国で「セルフモニタリングプラン」(同1078円)を提供する。  UR賃貸住宅では、高齢者の見守りサービスとして、首都圏エリアで提供する(月額1078円)。年間で400台の販売が目標。追加契約で、電話による警備員駆けつけサービスも利用可能としている。

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