コスモスイニシアが中期計画、リノベマンション販売を拡大 収益不動産の開発と運営受託で基盤強化
(出典 コスモスイニシアHP)

(提供 日刊不動産経済通信)コスモスイニシアは、26年度までを対象とする「中期経営計画2026」を発表した。リノベーションマンションの販売のほか、付加価値の高い収益不動産等の販売と運営受託をドライバーとして、事業の成長を加速していく。海外では市場の成長性が高い米国・テキサス州ダラスやベトナム・ホーチミンへの進出を始め新事業の創造や、新築マンションの全住戸ZEH化などESG経営も実践していく。最終年度の経営目標は、営業利益100億円、営業利益率6%、自己資本比率30%と設定。

 同計画では、成長と安定を両立する事業ポートフォリオの構築に向けて、現在の事業を強化していく。レジデンシャル事業では、リノベーションマンション販売の事業拡大と収益性向上を、成長の軸に据える。新築マンション・一戸建販売では、立地特性とデジタルマーケティングの強化を含む顧客ニーズを汲んだ商品企画に取り組む。今後の新築マンション開発では、全住戸でZEH仕様とする。地域コミュニティ形成や中古ストック再生なども積極的に行う。

 ソリューション事業では、価値最大化した収益不動産の開発から販売を強化する。シェアレジデンス「ニアーズ」や、レンタルオフィス「ミッドポイント」シリーズなど独自の不動産運営コンテンツの収益性向上や、新たなコンテンツ開発を目指す。宿泊事業は、ホテル「ミマル」のブランド力向上のほか、アウトドアリゾート「エトワ」も展開する。工事事業でも空間設計・デザイン力の強化や環境配慮型商品の活用なども進める。海外では豪州・シドニーエリアの住宅開発に加え、米国やベトナムなどでの進出・展開を検討する。

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