大京は東京・台東区で、コンパクトマンション「ミレス」シリーズの最新物件となる「ライオンズミレス蔵前」(総戸数97戸、特定分譲住戸10戸含む)のマンションギャラリーを2日に一般公開した。40歳代のシングル女性を主な購入層としており、ホームページでの反響は想定以上の注目を集めて3カ月で約900件を数える。価格は、浅草など周辺エリアの物件と同水準の坪400万円程度を見込んで検討中。
同物件(台東区駒形1―11―1ほか)は、都営大江戸線・蔵前駅から徒歩2分の立地。敷地面積567・95㎡、RC造15階建て、延床面積5085・74㎡。間取りは1DK・2DK、1LDK~3LDKの5種類で、専有面積は25・23~69・01㎡。竣工は23年3月10日を予定している。施工は大京穴吹建設。従前は法人所有の事務所と個人宅だった土地で、通りから入った静かな環境を備える。4方接道で約4mの高さの1階エントランスを設置し、濃淡ある青い陶板タイルを外観に採用。以前は倉庫街だったが、カフェや雑貨店が増えた街の新しい暮らしを提案し、シングル女性やディンクス層を狙う。
販売は10月中旬に開始し、価格は3300万円台~1億2000万円台を予定。ホームページからの事前の反響は、3カ月で約900件。台東区の居住者が40%、都内居住者が85%で、実需のニーズを多く見込んでいる。9月18日からの先行案内ではほぼ満員の約60組を集めており、そのうち単身女性が40歳前後を中心に6割弱を占める。マンションギャラリーには大京の物件では初めてVR体験を設け、具現化した生活イメージを伝えていく。(日刊不動産経済通信)