修繕積立金リバースモーゲージを開始へ―住金機構、将来分を一括払いし死後返済
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 住宅金融支援機構は、4月から「修繕積立金に対する区分所有者向けリバースモーゲージ」を開始する。区分所有物件を担保に、将来の修繕積立金を一括払いで融資し、区分所有者が亡くなった後に担保物件の売却などで返済する。将来の修繕積立金を一括払いするリバースモーゲージ商品は同機構初。利用にはマンション管理規約の改正が必要で、その準備期間を考慮し、まず管理組合への事前相談対応から開始する。
 同サービスを利用するには、融資金を修積金の前払い金として管理組合が一括して代理受領することや、融資金を修積金のみに充当することなどについて、管理組合内で合意形成する必要がある。そのうえで、管理組合の会計処理を同機構が定める融資条件に該当するよう、管理規約の改正を行うことが必要。一括払いされる修積金の額は、個別に算出する。
 同機構は「マンションの価値向上に資する金融支援の実施協議会」を設けている。協議会には、マンションの管理適正化支援策を検討する「マンション管理等関係団体分科会」と、マンション管理組合向け融資への民間金融機関の参入支援策を検討する「民間金融機関・コンサルタント等分科会」があり、修積金リバースモーゲージは民間金融機関分科会での検討で誕生した。修積金不足の支援策と位置付ける。
 管理分科会は、21年度に「マンション大規模修繕ガイドブック(仮称)」を作成する予定。20年9月に同機構が公開した、大規模修繕工事費用を試算するツール「マンションライフサイクルシミュレーション~長期修繕ナビ~」を補完するもの。シミュレーション結果の活用方法や、資金的課題の解決方法などをまとめる。(日刊不動産経済通信)

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