株式会社AlbaLink(東京・江東、河田憲二社長)は、 男女983人を対象に「事故物件に住むのは「あり」か「なし」かについての意識調査」を実施した。調査結果によると、事故物件に住むことについて、「あり(=住んでもいい)」と答えた人は全体の28.6%と3割弱。ただし、「あり」と答えた人のなかでも事故死や孤独死以外の自殺や他殺などについては容認できない、という回答が多数を占めた。調査は1月12日から19日の間にインターネット(クラウドソーシング)で全国の男女983人に実施。調査対象の年代は20代18.5%、30代32.6%、40代31.1%、50代14.9%、60代以上0.3%ーとなっている。
事故物件に住むのは「あり」と答えた人は全体の28.6%で3割弱。「なし(=住まない)」と答えた人の理由の大半は「運」や「霊」、 「何となく」といった 精神的・心理的な理由を挙げており、 精神的・心理的な理由以外で事故物件がなしと答えた人は、 今回のアンケートにはいなかった。一方で 「あり(=住んでもいい)」と答えた人にその理由を聞くと、 第1位:コスパが良いから(227票)、 第2位:幽霊や心霊現象などは信じてないから(99票)、 第3位:入居しやすいから(92票)といった合理的な理由が大半を占めた。「事故物件に住んでいること自体をネタにしたい」「肝試し(?)的に心霊現象を見たい」といった理由は少数派。
ありと答えた人の中で「死因の許容範囲」を質問したところ、「事故死」「孤独死」はOKだが、 「自殺」や「焼死」、 「他殺」はNGという人が大半だった。 孤独死が204票:72.6%、事故死が161票:57.3%、そこから大きく差をつけて自殺(46票:16.4%)、 焼死(16票:5.7%)、 他殺(17票:6.0%)が続いた。 ただし どんな死因でも気にしない(30票:10.7)という回答もあった。
年収帯別で「あり」「なし」の回答を分析すると、サンプル数は少ないが 年収が高くなればなるほど「あり」と答えた人の割合が多い傾向。年収別に「あり/なし」の割合を再集計して比較してみると、 200万円未満(426人)…あり:25.1%/なし74.9%、200万円以上400万円未満(309人)…あり:27.8%/なし72.2%、400万円以上600万円未満(167人)…あり:34.7%/なし65.3%、600万円以上800万円未満(52人)…あり:30.8%/なし69.2%、800万円以上1,000万円未満(21人)…あり:47.6%/なし52.4%、1,000万円以上(8人)…あり:50.0%/なし50.0%ーという結果となった。
調査対象の年収は200万円未満43.3%、200万円以上400万円未満31.4%、400万円以上600万円未満17.0%、600万円以上800万円未満5.3%、800万円以上1,000万円未満2.1%、1,000万円以上0.8%となっている。
( https://wakearipro.com/accident-property-questionnaire/ )