ガイアックス、フルリモート化で永田町のビルを1席6万円のシェアオフィスに
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 シェアリングエコノミーのガイアックスは、東京・千代田区永田町のビル「Nagatacho GRiD(ナガタチョウ グリッド)」(地上7階・地下1階建て)内に、ニューノーマル時代に対応したシェアオフィスを開業した。都心部の一等地にありながら月額6万円で1席5名まで登録が可能。席以外に会議室やイベントスペースなど約1000㎡の共用部が使用できる。21年中に用意している85席(50社、400名相当)全席の契約を目指す。

打ち合わせスペース

 同ビルは、ガイアックスがオーナーである京セラグループより1棟借りして、2017年より本社兼コワーキングスペースやイベントスペースなどからなるコミュニティビルとして運用している。地下1階はイベントスペース、1階にレストラン、2階から4階までをシェアオフィス、5階をコワーキングスペースとしている。今回の取り組みは、ガイアックスが本社機能を置くビル2〜3階のうち、2階のワンフロアをシェアオフィスとして改装しオープンした。同社はコロナ前より管理系社員を除く社員のリモート化を実現。そのため空いた2階部分についてシェアオフィスとして開放した。

地下イベントスペース
固定席スペース

 2階(408.8㎡)はブースが12個、固定席85席、ラウンジを用意する。法人でも個人でも契約した固定デスク(月額6万円)一つにつき5人まで登録が可能で、交代で使用できる。敷金礼金なし、一ヶ月ごとに席数、入退去更新、法人登記、メール郵送物受け取りが可能。さらに会議室やラウンジ、屋上、イベントスペースといった共用部が全て使用可能。加えて他拠点生活プラットフォーム「ADDress」と連携、契約企業へ「半年間ワーケーション放題」を用意する。

屋上。イベントなどでの使用も可能

 Nagatacho GRiD全体で見ると、コロナ禍の前と後の比較で稼働率は8割から5割程度まで減少。ガイアックスによると、シェアオフィスの使い方が、コロナ前までは社員10人の会社・事業部であれば10席契約するのが普通だったが、コロナ後はリモートワークが進んだため、1席程度に減らす企業が増えたとのこと。ただし今後、リアルで顔を合わせるための場所を確保したいという企業側のニーズが増えることが予想されるため、席数や稼働率は回復していくとみている。

 ガイアックスは、上田祐司社長が神奈川県・葉山へ、Nagatacho GRiD事業部の担当役員が欧州へ移住しそれぞれリモートで業務を行うなど、テレワークが徹底されている。若手社員は地方や郊外へ移住をすることが当たり前となっており、SNS等で日々の情報を発信。地域のコミュニティに根ざした活動を行っている。「打ち合わせの時は自宅、何かに集中したい時はコワーキングスペースとかカフェなど、仕事の種類によって最適な働く場は異なる。仕事をする場所は多拠点化しており、オフィスに求められる機能は『人と会う場』なのではないか」(ガイアックス・野口佳絵GRiD事業部長)と考える。

(社員の方のブログ)思い立って糸島に移住し、2ヶ月が経ちました
https://note.com/kanon_nakatsu/n/n16316694488e

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