(提供:日刊不動産経済通信)野村不動産ソリューションズとニッセイ基礎研究所は共同で、「大学の不動産戦略に関するアンケート調査」を実施した。国内の国公立・私立の大学107校から回答があった。大学は校舎を始め施設の賃貸や、キャンパスの再編などを目的とした不動産取得・売却で不動産市場に参画している。アンケートでは、「保有不動産の賃貸・貸付の有無」について尋ねたところ、「行っている」との回答が56%だった。
大学の保有施設について、「施設の老朽化が進んでおり、対処を考えている」が77%と多く、「未利用・低利用となっている施設がある」が39%と回答している。施設整備の効果は「教育・研究内容の拡充」の82%に続き、「入学希望者数の増加」は51%だった。
保有不動産の賃貸・貸付について、私立大学(回答77校)は51%、国公立大学(30校)は70%が「実施」と回答。賃貸・貸付の目的は「収入の多様化」61%、「未利用施設・未利用地の有効利用」54%、「地域社会への貢献」41%。資産運用目的での賃貸不動産については「保有」9%、「今後、取得を検討」4%。
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