住不・野村不ら、南池袋にタワマン2棟―総戸数1498戸、年内に物件HP開設

(提供:日刊不動産経済通信)住友不動産と野村不動産、都市再生機構が参加組合員として参画する「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」(東京・豊島区)の北棟の建設工事が1日に始まった。東京メトロ有楽町線・東池袋駅に隣接する約1・7haの敷地に総戸数1498戸のツインタワーマンションを建てる。北棟は52階建て、南棟は47階建てで総延床面積は約19万㎡。低層部に店舗や交流施設などが入る。北棟は26年3月の竣工を目指す。
計画地は豊島区役所の道を挟み東側で、池袋駅から南東へ約750mの距離。老朽化した建物群を組合施行の再開発で更新する。20年3月に東京都が再開発組合の設立を認可した。総事業費を6月時点で1113億円と試算。年内に物件ホームページを開設する。
 南池袋二丁目Ⅰ-Ⅰ街区(敷地面積約8800㎡)に北棟、同Ⅰ-Ⅱ街区(約6300㎡)に南棟をそれぞれ建設する。延床面積は北棟が11万2190㎡、南棟が7万5210㎡。建物の高さはそれぞれ190m、182m。北棟の北側に東池袋駅に直結する地下通路を整備する。
 両棟の低層階には店舗や生活支援施設、文化・交流施設などを配置し、北棟の低層階には区の保健所が入る。建物の中間と南北両側に広場を作り、多世代の交流を促す。複合施設の施工を清水建設と前田建設工業のJVが手掛ける。
 池袋駅周辺は15年に「都市再生緊急整備地域」と「特定都市再生緊急整備地域」に指定された。豊島区本庁舎の移転や南池袋公園の刷新、防災拠点ともなる「イケ・サンパーク」の開園などに加え、複数の再開発が進む。

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