プライベートファンド 「スマートファンドSONAE21号」 (運用者:ティーソン)
不動産経済ファンドレビュー

ファンドの概要

募集金額:2億9200万円

想定分配率:5.6%(税引き前)

運用期間:2022年8月31日から3年間

投資対象:東京都江戸川区、葛飾区に立地する木造2階建て共同住宅

ティーソンが、不動産特定共同事業法に基づく不動産投資商品として販売・運用するシリーズ商品。運用物件は東京都江戸川区、葛飾区に立地する共同住宅。募集金額は2億9200万円で個人投資家から1口100万円、計292口を募集。想定分配率は年5.6%で、出資者は中途解約もできる。年2回(4月、10月)に分配する。運用期間は8月31日から3年間。

同商品は、2階建ての家を横につないだ構造を用いた「メゾネット賃貸」を運用物件とすることが特徴。1世帯で1・2階を使うため、賃貸トラブルで最も多い上下階の音の問題をクリア。従来の賃貸住宅とは一線を画し、既存物件の入居率は約97%と高い。入居者をファミリーに限定することで長期入居を促進し、入退去にかかるリフォーム費用や入居者募集費用が抑えられる効果が期待でき、安定収益につなげている。また、建物が完成し入居が開始された時から、万一の空室リスクに備えた「全期間家賃固定型の空室保証」制度を設定することでリスクを徹底的に減らしている。

実物の不動産と同様に、高い相続財産の圧縮効果が期待でき、その圧縮率は最大70%。さらに1口単位で相続できるため資産を簡単に分割でき、相続時の手間を軽減できることも特徴。これまでの運用実績は41商品・25.9億円、償還実績11商品・5.3億円、平均利回り配当率6.7%と安定した運用と高い利回りを実現している。

ティーソンは、名古屋市に本社を置き、分譲戸建て住宅事業、テック事業、不動産ファンド事業を3本柱とする。同社の不動産投資は不動産投資収益物件の販売と不動産特定共同事業法を活用した不動産小口化商品の両軸で展開する。

2022/8/5 不動産経済研究所ファンドレビュー

不動産経済ファンドレビュー
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