三井不動産レジデンシャルなどは、総戸数2700戸超の大規模分譲マンション「パークタワー勝どきミッド/サウス」(東京・中央区)の第1期1次の販売を20日から開始。販売戸数は「ミッド」の237戸、最高価格は3億3980万円(153・05㎡)に設定。昨年12月からエントリーの受付を開始し、エントリー数は約9500件、今年9月以降のモデルルーム来場者数は1700組以上に達している。
売主は同社と鹿島建設、清水建設の3社。大規模複合再開発プロジェクトで、「ミッド」の地下1階から地上3階にはスーパーマーケットやコンビニエンスストア、クリニック、飲食店などが入る商業施設となり、保育所や屋内運動スペースなども備える。4~7階はオフィスになる。新設される地下通路で都営大江戸線・勝どき駅で直結する。個室ブース付きの約300㎡のリモートワークスペースも設置する。
第1期1次の販売価格は7260万円(55・80㎡)から。来場者の内訳は、地元の勝どきや晴海エリアを中心に、中央区から5割、江東区からが1割強、港区からが1割で、広域からも集客できているという。年齢層は30歳代から40歳代、家族構成はDINKS、子育て世代のファミリーに加え、単身者やアクティブシニアと幅広い。評価のポイントは▽勝どき駅直結の交通利便性▽資産性▽低層階の商業施設を利用できる生活利便性―など。
同物件のうち、ミッドは地上45階建て、延床面積13万8312㎡、総戸数1121戸(販売570戸)。サウスは地上58階建て、延床面積18万827㎡、総戸数1665戸(販売1109戸)。入居開始は24年4月下旬の予定。全体の販売平均坪単価は425万円。
2020/11/19 日刊不動産経済通信