(提供 日刊不動産経済通信)長谷工ライブネットは、首都圏1都3県を対象にした「首都圏賃貸マンション賃料相場マップ22年版」をこのほど作成した。駅別の単身者世帯タイプの平均賃料相場では、東京メトロ「表参道」が1位だった。調査は、同社が首都圏で管理している賃貸マンション約5万2000戸の成約データのほか、信頼できる21年の賃貸マンションの募集データを基に、独自の分析で賃料を算出。駅別データは93沿線・延べ1030駅を対象に調査し、これまで対象外だった築1年未満の新築物件を含んだデータで賃料査定を行った。
単身者世帯タイプは基準面積25㎡で、徒歩10分以内の賃貸マンションを査定対象とした。東京23区の駅別では東京メトロ「表参道」が1位で14万4000円。2位は同「外苑前」で14万3000円、3位は同「赤坂」で14万1000円。東京都下ではJRほかの「吉祥寺」が1位で10万3000円、京王線「井の頭公園」が2位の10万円、JR「三鷹」が3位で9万4000円。3県では、最高額は神奈川県のJR・東急「武蔵小杉」で10万3000円、続いてJRほか「横浜」が10万2000円で、みなとみらい線「元町・中華街」が10万1000円だった。
間取りタイプ別では、コンパクトタイプ(40㎡)は東京メトロ「神谷町」が24万4000円で1位。2位は同「表参道」で23万円、3位の東急「代官山」は22万8000円。ファミリータイプ(60㎡)では東京メトロ「外苑前」40万円で1位。2位は東京メトロ・都営地下鉄「六本木」で37万9000円、3位に東京メトロ「表参道」の37万6000円となり、各間取りタイプで港区の地下鉄駅が上位に多く入った。