(提供 日刊不動産経済通信) インテリックスは23年5月期から3年間を対象とする中期経営計画を策定した。主力事業となるリノベーションマンションの販売では、前期(22年5月期)実績の1129戸から25年5月期には1603戸への拡大を目標に掲げる。省エネルギー対応を強化し、高気密・高断熱の省エネルギーリノベーション規格「ECOCUBE(エコキューブ)」の導入を拡大。25年には販売戸数の5割への導入を目指す。

 主力事業のリノベーションマンションの販売では販売戸数の目標を23年に1247戸、24年に1439戸、25年に1603戸に設定した。エコキューブは11年に開発・販売していた規格を改良し、21年から新たにブランド展開を始め、高気密・高断熱の省エネリノベーションの展開を強化している。販売戸数に占めるエコキューブの導入率は23年に40%、24年に45%、25年に50%を目標とする。省エネリノベーションの早期普及を目指し、4月にはグループ会社「㈱リコシス」を設立し、エコキューブのフランチャイズ展開を開始。エコキューブのリノベーションを担う事業者を募り、FC展開で規模拡大を図る。早期に加盟店100社体制を目指す。

 同社はこれまで、販売価格2500万円前後を主力としてきたが、今後は高価格帯を強化していく。俊成誠司社長は19日の決算説明会で「今後はエコキューブなどでリノベーションの質を上げ、6500万円前後の販売価格を目指していきたい」と述べた。23年5月期は売上高424億円、営業利益9億円、24年は売上高507億円、営業利益17億円、25年は売上高591億円、営業利益26億円を目標に掲げる。

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