東急、沿線の賃貸マンション事業を強化 学生寮へ参入、住戸リニューアルも展開
スタイリオ蒲田2(東急リバブルHP)

(提供日刊不動産経済通信)東急は、沿線を中心に賃貸マンション「スタイリオ」シリーズの展開を強化していく。このほど東京・大田区で新築賃貸マンション「スタイリオ蒲田Ⅱ」と、目黒区で同社初の学生寮「スタイリオネスト駒場東大前」を竣工させた。また、「スタイリオ蒲田」で一部住戸のリニューアルを実施した。沿線で若い世代の居住の促進を図り、年間6棟を目標に、今後はコンセプト型デザイナーズマンションとなる港区白金3丁目や世田谷区太子堂5丁目で開発する。

 大田区の「蒲田Ⅱ」(72戸)は、JR京浜東北線・蒲田駅から徒歩6分の立地。RC造13階建て、延床面積2822・91㎡。間取りは1K(25・27㎡、48戸)、1DK(29・74㎡、12戸)、1LDK(45・66㎡、12戸)。賃料は10万6000~22万円(共益費1万~1万5000円)。1LDKに小窓やハンガーラックを置いた約0・5畳の「ゆったりランドリー」を設けたほか、洋室とつないで居室水準の採光を確保した個室「こもれルーム」を8戸設けた。1Kのうち角住戸(12戸)には、収納以外にもワークスペースとして利用できる「ときどきクローゼット」を設置した。内覧を開始して1週目で、申し込みは1DK5戸を含めて個人から9件、社宅用途で14件を得ている。

 賃貸マンション事業ではほかに、目黒区で学生寮「駒場東大前」(85戸)を竣工させた。貸主は伊藤忠アーバンコミュニティ。東急が建設・運営事業者を担う新しい栃木県東京学生寮(120戸)に併設して19日に開業する。10年に竣工した「蒲田」(94戸)では、2年間空室だった住戸など2戸(約25㎡、1K)に無印良品と連携して可動棚とデスクを設置し、多用途の空間とするバリューアップを施した。

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