(提供:日刊不動産経済通信)鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)と相模鉄道、東急電鉄は18日に、相鉄・東急直通線を開業する。新駅の新綱島駅ではマンション開発が進むほか、綱島駅周辺でも再開発計画が進み、周辺エリアの発展が期待される。3社は5日に相鉄・東急直通線・新横浜駅で竣功開業式典と新綱島駅の見学会を開いた。
式典あいさつでJRTTの河内隆理事長は「新横浜はさらに乗り換え利便性の高い駅となり、新綱島駅は綱島駅とともに周辺地域のさらなる発展に寄与していく」と語った。相模鉄道の千原広司社長は「直通線により交通利便性が大きく向上し、新たな人の流れが生まれ地域社会の発展に結びつく」と述べ、東急電鉄の福田誠一社長は「街づくり企業である東急グループの総力をあげて沿線地域の発展に貢献していく」と話した。そのほか、斉藤鉄夫・国土交通大臣や菅義偉・衆議院議員、黒岩祐治・神奈川県知事ら来賓が多数参加し祝辞を述べた。
新綱島駅は「綱島の町の移り変わりを感じる駅」をコンセプトにし、地下4階ホームは鶴見川を表現し青色や水色を散りばめたデザインにした。新綱島駅周辺では開発が進み、綱島駅周辺でも再開発計画が進む。東急が開発した新綱島駅直結の複合再開発タワーマンション「ドレッセタワー新綱島」(総戸数252戸)は、21年11月に販売を開始し22年9月には分譲対象の179戸すべてが契約完売となるなど人気が高い。購入者の居住地は地元の横浜市港北区が45%と最多だが、東京都内も21%と想定より多かったという。同マンションの隣では東急不動産がシニア向け住宅を開発している。そのほか、綱島駅東口の駅前では横浜市が昨夏に都市計画を決定し、マンションや商業施設などの複合ビル開発が検討されている。
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