ホテルニューグランド、横浜・山下町の「ホテル従業員棟」売却、隣接資産の一部を取得
ホテルニューグランド新館

 ホテルニューグランド(横浜市)は昨年、ホテルニューグランドタワー棟の底地1432㎡を売却したのに続き、近隣の「ホテル従業員棟」を売却することに決めた。売却先は明らかにしていないが、隣接地において再開発の予定があるためこの「再開発業者」へ売却するとともに、同再開発業者よりホテル従業員棟隣接地の建物の一部を取得するとしている。従業員棟の隣接地では積水ハウスが分譲マンション「グランドメゾン山下公園」(グランドメゾン山下町計画)を計画中。

 今回売却するのは、ホテル本館裏手の「水町通り」に面した従業員棟(休憩室、仮眠室、ロッカー室他)。所在地は横浜市中区山下町31-5。敷地面積282.84㎡、延床面積750.67㎡。譲渡価額は3.1億円で、譲渡益約1.0億円を計上する。築 33 年が経過し老朽化が進んでいることから売却を検討してきたが、同建物の隣接地において再開発の予定があり、従業員棟の老朽化解消や、従業員の働きやすい環境を提供することを目的に、再開発業者である譲渡先に対して一旦従業員棟を売却、その後売却後に建設される建物の一部と隣接地の建物の一部を取得するとしている。

 取得資産については第 1 段階として、従業員棟隣接地の建物の一部を先行して実施。取得先は譲渡先でもある「国内の再開発業者」であるとしている。概要については、取得先の決議日である 5 月に開示する。なお、取得価額については現在調整中。第 2 段階として、従業員棟売却後に建設される建物については、取得先及びホテルニューグランドの契約締結を25 年 2 月下旬に予定している。概要については、別途決議後に開示するとしている。

 積水ハウスの「グランドメゾン山下公園」物件HPによると、みなとみらい線元町・中華街駅徒歩2分。敷地面積588.40㎡、延床面積4585.88㎡、地上17階建て、総戸数35戸。24年1月の竣工・引き渡しを予定している。

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