学生同士が議論できる「ラーニングコモンズ」フロア備えた大学図書館 地域住民にも開放 神奈川大学図書館

 学校法人神奈川大学(横浜市)が、創立50周年事業として1980年に建設した「神奈川大学図書館」をフルリニューアルし、4月5日付でオープンした。同図書館は神奈川県内最大級となる150万冊以上の蔵書数を誇り年間40万人以上が利用する。

延床面積は約7800㎡。リニューアル後は、館内にアクティブラーニングのためのスペースとして学生同士でグループ学習できるソファ席などを配置した「ラーニングコモンズフロア」や、ゼミやプレゼンテーションを行うグループワークルームを整備。PBL(課題解決型学習)に対応した21世期型の総合学術センターを目指した。

 建物は地下2階・地上4階建て。1階にラーニングコモンズフロア・グループワークルームを設置。2~4階が吹き抜け空間で繋がる図書館機能とした。図書のさらなる充実に加えて、電子資料や視聴覚資料など電子リソースを充実させてネットでのリモートアクセスを整備。スタッフは全員司書有資格者として、学生に対して1年次から情報リテラシー教育を実施していく。スタッフには神奈川大の学生によるライブラリースタッフ「KURuLi」(くるり)も参画する。

設計・監理はアール・アイ・エー。施工は東急建設。

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