(提供日刊不動産経済通信)

 大東建託は、高付加価値で高級路線の賃貸住宅商品の開発を強化する。2×4工法2階建て賃貸住宅「CIEL(シエル)」に、最新の需要を踏まえた「シエルコート」と「シエルガレージ」の2モデルをこのほど追加したほか、3月にも耐水害賃貸住宅などを発売する。
 オートロック付きエントランスゲートと中庭を備える「シエルコート」は、高級感のある外観とデザイン性が特徴で、一部地域を除く全国で発売し、初年度販売目標は50棟。参考プランは両端住戸が1階を1LDK+サンルーム、2階を1LDK+マルチルームとしたそれぞれ独立した住戸で、2階住戸の階段は1階住戸横の内部階段となる。中住戸は1、2階両方を1つの住戸とするメゾネット。住戸の専有面積は50・42~51・54㎡。「シエルガレージ」は、全戸が1階部分に電動シャッター付きガレージを備えるメゾネット住戸とした。ガレージ内部はデスクカウンターやシンク、フリーウォール、天井パイプなどを標準装備し、利便性が高い。首都圏と愛知県、大阪府の一部で30棟限定で販売する。住戸の専有面積は1Kプランが63・08㎡、1LDKプランが81・76㎡。両モデルとも断熱等性能等級が4、1次エネルギー消費量等級が5の最高等級を確保する。参考価格は非開示。
 商品開発はテレワークなど新生活様式への対応と、環境、防災の3つを軸に、社内研究機関「ぼ・く・ラボ」の調査研究の成果などを取り入れて進めている。なお、1月末時点の入居者属性は、年齢別では20歳代と30歳代で7割以上を占め、年収は500万円未満が8割。商品の構造は木造が92%、S造とRC造が合わせて8%となっている。

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