オカムラ、オフィスDXで分散化オフィスの働き方を支援ービットキーと提携

 オフィス家具のオカムラは、オフィスにおける働き方のDX(デジタルトランスフォーメーション)加速化の一環として、分散型ワークプレイスの構築と、多様な働き方のマネジメントを支援するサービスを展開する。一連のサービス名称は「Work x D(ワーク・バイ・ディ)」。11 月より販売を開始する。同サービスのテクノロジーパートナーとしてスマートロックレンタルのビットキー(代表取締役:江尻 祐樹・福澤 匡規・寳槻 昌則)と資本業務提携し、事業展開していく。
 「Work x D」では、分散化したオフィスにおいて、リモートで働く人々とオフィスで働く人々が混在する、新しい働き方を支援するために、様々なシステムを統合・運用できるマネジメントシステム。ビットキーのプラットフォーム「workhub(ワークハブ)」を活用して、働く人の生産性向上および、ファシリティマネジメント投資・戦略の最適化を図っていく。
 オカムラではこれまで、オフィス内での活動で発生する様々なデータを使ってオフィスの使用状況を見える化し、最適なオフィス環境をつくり出す「オフィス IoT 」サービスを 20 年 2 月に構築。従来型のオフィス家具だけではなく、会議予約や入退室管理システムなどを提供してきた。「Work x D」ではこうしたデジタル上のシステムに、世の中で普及が加速している様々なデジタルサービスを繋げていくもの。
 具体的には、働く人一人一人にIDを付与し、スマホアプリを通じて、座席予約、会議室・ブースの予約、顔認証でのタッチレス入退室、ロッカーの予約、シェアオフィスの受付やゲストへのワンタイムパスの発行といったゲスト管理システム、ワーカーの所在表示、オフィスの利用状況・混雑状況の確認といった可視化ツールなどを統合的に提供していく。
 ビットキーが新たに発表したプラットフォームである「ワークハブ」は、既存のハードウェアや利用中のソフトウェアを繋げるほか、ビットキーの提供サービス以外にもワークハブと繋がるパートナーのサービスをシームレスに利用することができるもの。ID認証ではICカード、パスコード、QRコード、顔認証など多様な認証方法の組み合わせが可能で、オフライン環境での認証も用意している。

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