川口市・「レーベン東川口GRANDEST」、「デュオヒルズ東川口テラス」販売好調 タカラレーベン・フージャースコーポレーション
レーベン東川口GRANDEST(タカラレーベンHPより)

 

 タカラレーベンと埼玉建興は埼玉県川口市の新築分譲マンション「レーベン東川口GRANDEST」(総戸数143戸)の販売を始めた。同社初のPPP(公民連携)事業。JR東川口駅南口正面に地上18階建てのマンションを建設する。同駅徒歩8分の場所ではフージャースコーポレーションが昨年11月から「デュオヒルズ東川口テラス」(79戸)の成約を順調に重ねており、人気の東川口で両社の販売競争が熱を帯びそうだ。  

 タカラレーベンの物件は市街地総合設計制度を活用し、同駅前に住宅や公共施設、立体駐車場などの複合施設を建てる。23年11月中旬に竣工し、同12月下旬に引き渡す予定。販売価格は現時点で公表していない。住戸の間取りは2LDK~3LDK、専有面積56・14~77・13㎡。地上1、2階に駅前交番、地下1、2階に185台の駐輪場などを配置する。駐車場は機械式24台。所在地(地番)は川口市戸塚2-1-1ほか。

デュオヒルズ東川口テラス(フージャースコーポレーションHPより)

 一方、フージャースの物件は駅からやや離れるが「モデルルームの接客要員を増やして対応」(同社)するほどの人気だ。今月始めた2期の販売価格は3800万~5400万円台で最多価格帯(16戸)は3400円台。地上7階建てで間取りは3LDK~4LDK。専有面積は68・35~84・19㎡。11月上旬の竣工、同下旬の引き渡しを予定する。所在地は川口市東川口2-16-5ほか。同社は東川口で過去に3棟の新築分譲マンションを売り切った実績がある。直近では18年12月に70戸の駅前マンションを数カ月で完売させた。  

 両社の2物件はいずれも初月に100組超の来場があるなど順調な滑り出しだ。コロナ禍で郊外物件の人気が高まる傾向もあり、客足はさらに伸びそうだ。 (日刊不動産経済通信

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