晴海フラッグ、631戸全戸に登録申込―最高倍率111倍、平均は8・7倍に

 三井不動産レジデンシャルなど10社が手掛ける東京・中央区の五輪選手村マンションプロジェクト「HARUMI FLAG」(晴海フラッグ、総分譲戸数4145戸)のうち、東京オリンピック・パラリンピック後初の売り出しとなった631戸の登録申し込みが11月中旬に行われ、全戸に申し込みが入った。平均倍率は約8・7倍で、最高倍率は111倍に達した。今回供給分の販売平均坪単価は約300万円だった。
 1回の供給戸数としては首都圏で今年最多となり、登録申し込み総数は5546組と記録的な数字となった。最高倍率の住戸は北西側にある「SUN VILLAGE」の最上階の4LDK(専有面積100㎡程度)。レインボーブリッジが見渡せる開放感ある眺望が得られる間取りで、価格は1億円台前半の模様。平均倍率は最初の供給(19年夏、600戸)では2・57倍だったが、今回は約8・7倍と大きく上回った。
 今回の販売対象は「SUN VILLAGE」の465戸(専有面積61・06~116・58㎡、最多価格帯5900万円台)と南側の「SEA VILLAGE」の166戸(専有面積85・37~123・01㎡、最多価格帯8700万円台)。眺望の良さや専有面積の広さ、利便性の高い立地に加え、価格面が高く評価されたとしている。五輪開催後は問い合わせも増えたという。
 18年10月末のオフィシャルサイト開設から総エントリー数は4・9万件を超え、パビリオンの見学者数も1・2万組超となった。来年1月上旬からは「SUN VILLAGE」の第1期2次、「PARK VILLAGE」の第2期を販売対象としたパビリオン見学会を開始する。販売開始は来年3月中旬の予定。(日刊不動産経済通信)

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