長谷工、可動収納ユニットの機能を拡張―戸建住宅や既築マンションにも導入可能

 長谷工コーポレーションは、新築マンション向けの可動収納ユニットの機能を拡張して、戸建て住宅や既築マンションのリフォームでも導入可能な「UGOCLO Plus(ウゴクロ プラス)」を開発した。居住者が、居室と収納の広さを変えられる可動式の収納ユニットで、テレワークスペースなど住まい方の多様化へ対応を図り、カスタマイズ機能を強化した。戸建て物件では、細田工務店の横浜市と西東京市の新築物件の一部に初めて導入する。

 「ウゴクロ プラス」は、従来の収納ユニットに加え、棚板やハンガーパイプを取り付けることができるなど収納力を強化したほか、梁型が出ている居室にも設置ができるように改良した。「ウゴクロ」シリーズは、「動くクローゼット」をコンセプトにしており、足元のキャスターを使って居室内で移動して、キャスター用ストッパーと天井へ突っ張った金具で固定して利用する。オプションの引き出し付きのデスクを設置してテレワークスペースとすることや、付属した補強板を机の高さに設けることで簡易デスクとして利用するなど、居住者の暮らし方に合わせた多様な空間利用に対応する。

 新築マンションでは、総合地所の「ルネ市原八幡宿」(219戸、千葉県市原市)や「同湘南茅ヶ崎」(132戸、神奈川県茅ヶ崎市)の一部住戸に導入する。戸建て住宅では初めて、細田工務店の「グローイングスクエア横浜瀬谷」(14区画、横浜市)と「同ひばりヶ丘サウス」(20区画、東京・西東京市)の一部住戸に導入する。今後は、既築マンションのリフォームでも積極的に提案していく方針。(日刊不動産経済通信)

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