長谷工グループは、グループで営むシニア事業を10月1日に再編する。高齢者住宅を展開する㈱生活科学運営と㈱センチュリーライフを統合し、商号を「㈱長谷工シニアウェルデザイン」(東京・港区、野本久代表)に変更して事業を営む。認知症デイサービスを提供する㈱ふるさとは、長谷工シニアウェルデザインの子会社となって事業を継続する。3社の100%持株会社だった長谷工シニアホールディングスは、合併で消滅会社とな

 長谷工グループではこれまで、16年から長谷工シニアホールディングスを完全親会社として、子会社3社が首都圏・東海圏・近畿圏の三大都市圏で高齢者向け住宅の運営や介護保険などの事業を展開してきた。生活科学運営とセンチュリーライフは、制度や仕組みなど統合への準備が完了するメドが立ったため、再編を実施する。再編後は、各社の培ってきた運営ノウハウを生かしながら、統合による本社機能の効率化や人事交流を進め、施設の稼働率向上と人材定着の促進を推進していく方針。  

 再編後の長谷工シニアウェルデザインは、首都圏(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)で有料老人ホーム23施設、高齢者向け住宅10施設、在宅介護サービス6施設を、東海圏(愛知県、静岡県)で有料老人ホーム5施設、近畿圏(大阪府、京都府、兵庫県)で有料老人ホーム7施設、高齢者向け住宅1施設をそれぞれ運営していく。加えて、子会社のふるさとは川崎市と横浜市で1施設12名までの小規模な認知症デイサービス51施設を運営。グループ全体で103におよぶ高齢者向け施設を運営する。(日刊不動産経済通信)

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