リビタは、シェアオフィス事業を本格化する。リビングやキッチン、イベントスペースなど住宅機能の一部をオフィス内に持たせたシェアオフィス「12(ジュウニ)」の展開を加速する。18年開業の初弾「12 SHINJUKU」に続き、今年9月に「12 SHINJUKU3CHOME」、10月に「12 NISHISHINJUKU」を開業。神田エリアでの計画も進み、26年までに10施設の開業を目指す。「新宿」と「新宿三丁目」「西新宿」の事業主は京王電鉄。今後は京王電鉄に限らず協業していく。  

 同シリーズは、リビタが企画・プロデュース、統括設計、運営管理を行う。リビタがリーシングを含めたオフィスの運営全般まで行うのは初めて。社内やシェアオフィス内の交流に使えるリビングダイニングキッチンを整備。区画の契約企業やフリーデスクの契約者は契約物件以外の同シリーズのラウンジやLDKを利用できる。1人から数十人まで、さまざまな事業規模に対応する。オフィスを使用しない時間帯に会員登録した企業や個人に貸し出せるスペースシェアリングサービス「マガリ」も展開する。

 「新宿三丁目」は京王フレンテ新宿3丁目(東京都新宿区新宿3―4―8)の4階フロアをリノベーション。延床面積は621・26㎡。面積8・05~35・36㎡のプライベートオフィスが13区画(共益費込みの月額賃料は22万円台~74万円台)、定員1人のプライベートデスクが10区画(8万円台~14万円台)、フリーデスクが16席(3万8500円)。15人規模までの企業の本社や中規模企業のサテライトオフィスとしての利用、フリーランスや起業家などの需要を見込む。(日刊不動産経済通信)

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