東急、東京・渋谷のリレント賃貸住宅(総6戸)に20数件の申込み
リレントレジデンス渋谷

 東急が6月25日に開業を予定している、東京・渋谷の「Re―rent Residence 渋谷(リレントレジデンスシブヤ)」(6室)の入居者募集を5月20日から開始し、募集当日に6件の申し込みがあり、5月末までに20数件の申し込みがあった。6月から申込み者を対象としたリレントに関する説明会と現地見学会を行う。

リレントレジンデンス渋谷

 「リレント渋谷」は、多拠点生活者向けのサービスアパートメント。賃貸契約を結んだ入居者がアプリを利用し、帰宅しない日に宿泊者を募集できる「リレント機能」を備えた賃貸住宅で、民泊法に則り、運営会社が月15日を限度に宿泊者を募集する。多様化する新たなライフスタイルに合わせた暮らしを提案する。

 20数者の申し込み者のほぼ全員が東京及び周辺に居住しており、仕事柄地方や海外への出張が多く、部屋を空ける人が多い人がほとんど。運営する㈱Unito(東京・千代田区、近藤佑太朗代表)によると、「多拠点生活という狙い通りに集客できている」と手応えを感じている。

 同物件(渋谷区渋谷3-6-13)は、各線・渋谷駅から徒歩3分の立地。専有面積34~37㎡。フレキシブルな入退去の仕組みを設け、最短1ヶ月から契約可能、敷金、礼金、更新料は不要。賃料は19万2000~20万1000円(ほかに共益費8000円、水光熱費+Wi -Fi 1万5000円)。

 居室には家具・家電のほか、入居者の持ち物を保管できる鍵付き収納を備えた。入居者が3日前までにアプリで外泊を申請すると、運営スタッフが清掃を行いホテルとして宿泊者を募り、入居者には外泊日数(月15日まで、1日6000円)に応じて賃料を割り引く。今後は、渋谷など都心と自然環境の良好な郊外など沿線各地を結ぶサービスとして展開を検討する。Unitoは「リレント」の利用回数制限に関するシステムについて2020年3月に特許を取得している。

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