東京建物、大阪・堂島にフォーシーズンズ誘致―分譲466戸と一体の超高層タワー開発
ONE DOJIMA PROJECT

 東京建物とシンガポールに拠点を置くデベロッパー、ホテルプロパティーズリミテッド(HPL)は8日、大阪市の北区堂島にラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル大阪」と466戸の分譲マンションで構成する超高層複合タワーを開発すると発表した。


 HPLは世界各国のフォーシーズンズホテルなどを保有・運営している。住宅は東京建物が分譲する。プロジェクトの名称は「ONE DOJIMA PROJECT」、コンセプトは「旅とアート」とし、建物自体をアート作品と捉え、世界的なクリエーターを起用した。コロナ禍で足元のホテル事業は厳しい状況だが、アフターコロナを見据え「大阪は万博やIRを控え観光都市としてのポテンシャルは高い」(野村均・東京建物社長)と判断し、フォーシーズンズホテルを誘致した。


 建設地は旧電通大阪ビル跡地。JR大阪駅から徒歩9分。宿泊施設の整備によって容積率緩和を受けられる制度を大阪で初めて適用され、RC造地上49階地下1階建て、延床面積約8・2万㎡の建物を建設する。高さは195m。住宅の「ブリリアタワー堂島」は1~27階と38~49階、ホテルは低層階と28~37階で客室は178室。20年8月に着工しており、竣工は24年の予定。
 分譲マンションの専有面積は30㎡台から最大230㎡台を予定。天井高は約2・7mから最高4・0mを確保。最上階には居住者が利用できるラウンジやパーティールームなどの共用施設を整備。共用空間には50点を超えるアート作品を設置し、森美術館館長を務めた南條史生氏が監修する。7月から販売活動を開始する。(日刊不動産経済通信)

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