コスモスイニシア、「大森町」竣工後も販売好調―共用部にコワーキングとランドリー設置

 コスモスイニシアが東京・大田区で販売する分譲マンション「イニシア大森町N´sスクエア」(112戸)が竣工後の内覧で評価を受け、順調に進んでいる。年始からの約2カ月で30戸ほど販売が進捗して、5日時点で1LDKの7戸を残すのみとなった。コワーキングスペースに加え、ランドリーや乾燥機を共用部に設置し、自由度が高く使える専有部を提案している。平均坪単価は320万円。
 同物件(大田区大森西5―287―1)は、京浜急行電鉄本線・大森町駅から徒歩4分の立地。敷地面積1185・77㎡、RC造地上15階建て、延床面積7308・79㎡。専有面積は34・05~62・99㎡、間取りは1LDK~3LDK。1月に竣工。施工は木内建設東京支店。1LDK+S~2LDK(42戸)、3LDK(28戸)は完売し、5日時点で1LDK(42戸)の7戸を3318万~3598万円で販売。共用部に24時間利用可能なコワーキングスペースと、業務用の大型ランドリーと乾燥機を設置して無料で利用できる。
 契約者は、居住地別では大田区が約50%、大田区以外の都区部が約30%、その他広域から約20%。年齢別では29歳以下が約15%、30~39歳が約45%、40~49歳が約25%、50歳以上が約15%。世帯構成が1人が約40%、2人が約40%、3人が約10%、4人以上が約10%。1LDKは単身女性の購入が約9割。若い世代を中心に、近隣の競合物件との価格差や将来的な賃貸への転換なども可能な立地が訴求した。「周囲は低層で眺望の良さや便利な共用部など竣工後の建物の評価が高い。1月から3月5日までの2カ月で約30戸を販売した」(販売担当者)と語った。(日刊不動産経済通信

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