不動産流通推進センターは22日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける1月分の活用状況をまとめた。売り物件の成約報告件数は前年同月比16・1%増の1万4525件と再び増加に転じた。新規登録件数と総登録件数は1月も2ケタ減となり、在庫の大幅な減少が続く。
 売り物件の新規登録件数は17・3%減の11万7962件で、10カ月連続で前年同月を下回った。2ケタ減となるのは5カ月連続。前月比では10・0%の増加。総登録件数は16・4%減の32万3608件で、7カ月連続の前年同月比マイナス。2ケタ減は3カ月連続。前月比でも1・6%減と9カ月連続で減り続けている。売り物件の成約件数の詳細をみると、マンションが前年同月比18・3%増の6045件、一戸建てが11・5%増の4954件、土地が19・1%増の3142件とそれぞれ大幅に増加した。エリア別でみると、中部4県と中国を除く地域で前年を上回った。内訳は、首都圏が28・9%増の6310件、近畿圏が7・7%増の2887件、中部圏が18・7%増の1333件、九州が3・4%増の1093件、北海道が19・9%増の698件、東北が4・9%増の623件、関東甲信越が5・7%増の576件など。
 賃貸物件の成約件数は0・1%減の3万3936件と3カ月連続で前年同月を下回った。新規登録件数は10・0%増の29万2347件で、9カ月連続で前年同月比プラス。総登録件数は22・7%増の48万9945件で、8カ月連続で前年同月を上回った。前月比では0・3%減だった。(日刊不動産経済通信)

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