東急リバブル、レンタル収納事業を拡大―首都圏で8店目、年間2、3店開設へ

 東急リバブルは、土地の有効活用策の一つとしてレンタル収納事業を拡大している。8店舗目となる「STORAGE SQUARE 新横浜片倉店」(全73区画)を22日に開設した。横浜市内では都筑区内2店舗に続く3店舗目となる。これまでに東京都と神奈川県内に7店舗・769区画を展開。今後は年間2、3店舗(200~300区画)の新規開設を計画し、早期に1000区画を達成する。
 既存ビル1棟や一部のフロアを同社が借り上げ、収納スペースとして個人や法人の顧客に貸し出すサービス。稼働状況にかかわらず、毎月固定賃料をオーナーに支払う。同社は14年に事業を開始、東京・千代田区内に第1弾の「麹町半蔵門店」を開設し、その後店舗拡大を進めてきた。全店舗の平均稼働率は90%以上と高い。20年3月には、土地オーナーにトランクルーム用の建物を建ててもらい、リバブルが一括で借り上げ、レンタル収納スペースとして運営管理をするサービスも開始した。レンタル収納は荷物運びで車の利用が多いため、1店舗を除き無料の駐車場を設置している。交通系ICカードを入館カードとして使えるようにし、収納スペースはダイヤル錠のため急な利用にも便利にした。
 「新横浜片倉店」(横浜市神奈川区片倉4―3―24)は、横浜市営地下鉄ブルーライン・片倉町駅から徒歩7分の立地。周辺エリアでは、羽沢横浜国大駅開業や交通利便性の向上の期待からタワーマンションの建築計画もあり、住民増加や住み替えに伴う需要拡大を見込む。広さは0・5~3・9畳の全31タイプで、月額料金は6490~3万9600円。(日刊不動産経済通信)

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