NTT都市、名古屋で10年ぶり新築マンション―「カッシーナ」店舗内にモデルルーム

(提供:日刊不動産経済通信)NTT都市開発が10年ぶりに名古屋市で新築分譲マンションの開発と販売に乗り出す。高級家具の「カッシーナ・イクスシー」と協業し、同ブランドの名古屋店(中区)にモデルルームを開設。富裕層が多く住む覚王山法王町で4月上旬に新築分譲マンション「ウエリス覚王山法王町」(総戸数77戸)の販売を始める。間取りは2LDK~3LDKで専有面積62・94~149・82㎡。販売価格(1期1次、9戸)は5700万円台~1億2900万円台で、販売坪単価は300万円台半ばから400万円強を見込む。
 互いにターゲットとする顧客層が近いことから同じ場所でマンションと家具一式を売ることにした。NTT都市開発は有名ブランドと手を組み『ウエリス』ブランドの認知度向上を狙う。カッシーナは来場者に家具を含む新居の内装コーディネートを提案する。一住戸の販売価格の8%程度の売り上げを目指すという。
 ウエリス覚王山法王町は旧NTT社宅跡地と、その周辺を買い増して開発。昨年11月に物件サイトを公開し、29日までに300件超の資料請求を受け付けた。事前案内会には地元在住者を中心に約100組が訪れた。NTT都市開発東海支店の安達大輔・統括マネージャーは「事前の反響が強く、子育て前の夫婦から年長者の住み替えまで広い需要が期待できる」と話す。
 所在地は名古屋市千種区法王町1-9ほか。施設規模はRC造地上14階建て。駐車場85台。施工は鉄建建設。販売代理は住友不動産販売とビーロット。立地は市営地下鉄東山線・覚王山駅徒歩10分。12月上旬に竣工、24年1月下旬の入居開始を目指す。6月に「ウエリス瑞穂公園」(瑞穂区、99戸)も別のモデルルームで売り出す。

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