大手デべ、西新宿にMギャラリー続々―デジタル化で需給両サイドの負担軽減

(提供:日刊不動産経済通信)大手デベロッパーが東京・西新宿に新築分譲マンションの販売拠点を相次ぎ開設している。野村不動産は18日、都心などの複数物件を扱う大型拠点を新宿野村ビルに開く。東京建物は都区部の物件を売るモデルルームを新宿センタービルに集約、3月に稼働させる。三井不動産レジデンシャルは「パークタワー西新宿」(総戸数470戸)を3月に売り出すのを前に先月、西新宿三井ビルディングにモデルルームを開いた。西新宿を舞台に大手らの集客活動が本格化する。
 野村不動産が18日に開設する「プラウドギャラリー新宿」では、稼働当初にプラウドの「阿佐ヶ谷南二丁目」(杉並区、47戸)と同「王子神谷」(北区、79戸)の2物件を案内する。将来的に一カ所で10数物件を扱う予定という。最新のデジタル技術を集めた「ラボゾーン」を設け、3つの大画面やVR模型などで主要物件を体感してもらう。都内には虎ノ門と五反田、武蔵野(小金井市)にもプラウドのギャラリーがあり、4拠点で都内の新築マンションの販売をカバーする。
 東京建物が3月にオープンする「ブリリアギャラリー新宿」も室内展示に加え、VR機器で間取りや内装などを確認できる部屋を設ける。建物模型は展示せず、物件周辺の街並みをデジタルジオラマで再現することでコストを圧縮する。開設と同時にJR常磐線・三河島駅徒歩1分の「ブリリア三河島ステーションフロント」の案内を始める。新宿駅に乗り入れる路線沿線などで開発する複数の物件を紹介する予定だ。
 三井不レジは自社で初めてオンラインと実空間のサロンを併用。西新宿のサロンを開く前に昨年11月、ウェブ上にサロンを設け、予め情報を提供することで需給両サイドの負担を減らそうとしている。

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