三井不レジら、三河島駅前に43階建てマンション―本組合設立、住宅760戸など来年着工

(提供:日刊不動産経済通信)JR常磐線・三河島駅前に地上43階建て、高さ約160mの超高層マンションや低層の多目的アリーナなどを整備する複合開発が本格始動する。三井不動産レジデンシャルと野村不動産、三菱地所レジデンスの3社が参画する「三河島駅前北地区第一種市街地再開発事業」(東京・荒川区)について、東京都が7日に再開発組合の設立を認可した。24年の権利変換計画認可、同年12月の着工、28年3月の竣工を目指す。総事業費は約457億円と試算している。
 三河島駅北側に広がる約1・5haの土地に、約760戸の住宅や商業機能、業務機能、体育館(アリーナ)などで構成する複合ビルを建てる。古い木造家屋が多いエリアに再開発をかけ都市機能を充実させる。開発地の東側に高層の住宅棟、西側に建物高さ24mのアリーナを配置。住宅棟の1~3階に商業と業務、駐車場などを設ける。マンション住戸の販売活動は数年後になりそうだが、不動産経済研究所が提供するマンションデータシステム「ブレイン」によると、計画地での新築分譲マンションの販売推計坪単価は約389万円と出ている。
 開発予定地は東京都荒川区西日暮里1地内。都道尾竹橋通りの西側に位置する。JR日暮里駅へ徒歩12分ほどの距離だ。再開発ビルの延床面積は約9万1297㎡を想定。敷地内に複数の小規模な広場を確保するほか、災害時の一時滞在施設、災害備蓄倉庫なども設置する。地元では99年に協議会が発足し、04年に準備組合が作られた。一昨年6月に都市計画決定を受けた時点では23年度の建築着工、26年度の竣工を見込んでいたが、計画をやや後ろ倒しにした。

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