東急不と日鉄興和、十条M110戸成約<br>―平均約1・2億円、駅徒歩1分が訴求

(提供:日刊不動産経済通信)東急不動産と日鉄興和不動産が昨年9月に売り出した東京・北区の新築分譲マンション「THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)」(総戸数578戸)の販売が順調だ。1期1、2次で3億円の住戸を含む合計128戸を供給し、110戸が成約した。1期1、2次の平均価格は1億1987万円で、最高倍率は33倍。まず20階以上の住戸を供給、今春から低層階を売る。27日に1期3次(21戸)の販売を始める。
 組合施行の「十条駅西口地区第一種市街地再開発事業」で環境配慮型の超高層分譲マンションを建てる。JR埼京線・十条駅徒歩1分の立地。施設規模は地上39階地下2階建て。住戸の間取りは1LDK~4LDK、専有面積は41・41~127・37㎡。184戸が事業協力者の住戸。駅前ロータリーの整備を含めた「住宅・商業・公益」一体の大規模複合再開発だ。
 1期1、2次の販売価格は8290万~3億円。専有面積は58・23~127・37㎡。昨年6月4日にモデルルームでの案内を開始し、11月20日までの5カ月半で609組が来場した。物件エントリーの総数は8000件を超えた。来場者の住所は北区3割、板橋区1割、埼京線沿線1割など。購入者は40、50歳代が多く、家族形態はDINKsや子育て世帯、アクティブシニアなど多様。契約者全員が「駅徒歩1分の立地」を購入理由に挙げたという。
 1期3次の販売価格は9690万~1億30万円。間取りは3LDK。専有面積71・87~72・02㎡。建物は24年9月末の竣工、25年1月下旬の引き渡しを予定している。施工者は前田建設工業。販売は東急リバブル、管理は日鉄コミュニティが担当する。

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