(提供:日刊不動産経済通信)東日本不動産流通機構は23日、22年10~12月期と、22年年間の首都圏不動産流通市場動向をまとめた。10~12月期の中古マンションの成約件数は8704件(前年同期比10・6%減)と6期連続の前年割れだった。成約価格は4395万円(11・0%増)で上昇幅は大きく、41期連続で前年を上回った。年間では、中古マンションの成約件数が3万5429件(前年比11・0%減)となり、2年ぶりに減少に転じ、成約価格は4276万円(10・5%増)で10年連続の前年超えとなった。
 22年10~12月期の首都圏の中古マンションは、成約㎡単価が69・67万円(前年同期比12・9%増)と10期連続で上昇。成約件数は全エリアで減少し、東京都区部の3885件(3・7%減)以外は多摩、埼玉県、千葉県、横浜・川崎市、神奈川県他の各エリアで10%超の落ち込みだった。一方、成約㎡単価は、東京都区部の104・12万円(11・4%増)に続き全エリアで上昇した。中古戸建住宅は、成約件数が3277件(9・6%減)で6期連続の減少、成約価格は3801万円(6・4%増)の10期連続の上昇。
 22年の通算では、首都圏の成約件数は、中古マンション以外も中古戸建住宅1万3446件(前年比12・9%減)、新築戸建住宅4312件(13・3%減)、土地(100~200㎡)4582件(24・7%減)といずれも低下した。中古マンションは、成約㎡単価が67・24万円(12・4%増)で10年連続の上昇。10年前と比べて76・1%の大幅な伸びをみせた。成約価格は、中古戸建住宅3753万円(8・8%増)、新築戸建住宅4128万円(5・8%増)、土地3397万円(15・2%増)とそれぞれ上昇した。

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