(提供:日刊不動産経済通信)清水建設は完全子会社の清水建設不動産投資顧問を通じて非上場のオープン・エンド型私募リートの運用を始めた。投資対象はオフィスや物流施設などが中心。環境性能とBCP(事業継続計画)の機能に優れる自社開発物件などを組み入れる。資産規模約370億円でスタートし、数年以内に1000億円に到達させる。不動産ストックビジネスを拡充する狙いだ。
 ポートフォリオは賃貸オフィスビルの「横浜アイマークプレイス」(持ち分7%)と「札幌時計台ビル」(底地)、「肥後橋シミズビル」(同)、賃貸物流施設の「S・LOGI新座West」(57%)の4物件。物件取得に当たっては、日本格付研究所の「JCRグリーンファイナンス・フレームワーク評価」の最上位評価を取った上でグリーンローンで調達している。
 一昨年8月に投資顧問会社を設立。昨年7月に清水建設プライベートリート投資法人(東京・中央区、奈良利秀・執行役員)を作った。清水建設から私募リートへの物件売却も行う。運用物件のマネジメントや施設運営サービスはグループ企業が担当する。

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