長谷工不動産と大和ハウス工業、沖縄県那覇市でマンション―オンライン案内で県外客に訴求して堅調

 長谷工不動産と大和ハウス工業が共同で開発に取り組む沖縄県那覇市のマンション「ブランシエラ那覇曙プレミスト」(総戸数117戸)が販売を開始した。11月7日に申込登録の受付を開始し、第1期1次2次45戸に対して22戸で申し込みを得て販売は堅調。モデルルーム案内は133組で、そのうちオンラインを通じた案内は県外を中心に25組にのぼり、数件が申し込みにつながるなど好調。今後は、県内の実需層などの獲得を強化する。平均坪単価は約221万円。
 同物件(那覇市曙3―16―1)は、那覇空港から車で約10分(約6km)の立地。敷地面積1985・35㎡、RC造14階建て、延床面積1万97・34㎡。間取りは2LDK~3LDK、専有面積は54・97~73・81㎡。施工は太名嘉組。引き渡しは22年3月中旬を予定。物件の共用部には、サントリー樽ものがたりとコラボしたバーラウンジ「ウミマエラウンジ」、屋上には海に面した眺望を生かした「ウミソラテラス」を設置するなどリゾート感もある。モデルルームの案内は、事前案内会を9月末に開始して133組。そのうちオンラインを通じた案内は25組。居住地別にみると県内55%、県外45%。オンラインを通じた商談は抵抗感が薄れてきたとみられ、県外の比率は想定以上。年齢別では、50~54歳が22・5%と最多で45~49歳が16%。10~14階の上層階は民泊利用も可能で、県外の富裕層などを中心に想定より早く販売が進捗している。今後は、低層階を中心に県内の実需層や民泊利用ではないセカンド需要への訴求を強化していく。
 長谷工不動産は沖縄県では那覇市内で複数の用地を仕入れており、今後は浦添市や豊見城市、糸満市など本島各地で地元の実需層向けの物件開発も図る方針。
2020/12/02

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