(提供:日刊不動産経済通信)IHIと野村不動産は、横浜市金沢区に整備する大規模物流施設に立体型自動倉庫のシェアリングサービスを導入する。立体型自動倉庫の設置は、マルチテナント型施設では初めてという。  

導入するのは、来年4月に着工する予定の「(仮称)Landport 横浜杉田」。規模はSRC造・免震構造・地上4階建てで、延床面積は約16・3万㎡。首都高速湾岸線・杉田ICに近接している。1フロア約1万坪の3、4階の一部に約12mの吹き抜け空間を確保。最大5000パレットの保管が可能な立体型自動倉庫を設ける。自動倉庫は複数企業の利用を想定し、入居企業は季節や生産の変動に応じて保管容量を確保できる。このほか、屋上への太陽光パネルの設置や内装の仕上げ材に木材や再生材料の採用を検討し環境に配慮した施設づくりも目指す。竣工は25年2月の予定。IHIと野村不動産が物流施設開発で協業するのは初めてだが、今後も両社の強みを生かした物流施設開発の展開を検討するとしている。

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