(提供 日刊不動産経済通信)三菱地所レジデンスは、分譲マンション「ザ・パークハウス」シリーズで初めて、基準階の1・5倍となる階高約4・5mの住戸を設けスキップフロアを入れたプランを採用した。一般的な間取りである「田の字」状とは異なる「非田の字」(同社)を狙ったプランで、戸建て住宅のノウハウも取り込んだ。

 同プランは10月中旬から案内を開始する東京・広尾の新築分譲マンション「ザ・パークハウス南麻布」(26戸)に取り入れた。地上10階地下1階建てのうち、2階部分の3戸が同プラン。専有面積は40㎡と60㎡、70㎡。間取りとしては1LDK・2LDK+ロフト+床下収納。吹き抜けのリビングから階段を数段上がった高さにある洋室(スキップフロア)、洋室の下の大容量ストレージ(床下収納)、別の階段から上がる3~5畳程度のロフトで主に構成する。部屋を壁やドアで区切る「田の字」プランと比べ、「家族の存在を感じながら気分によって好きな場所で過ごせる」(同社)のが特色だ。

 ロフト部分は高さ1・4m以下に抑えることで、建築基準法上は「小屋裏物置等」となり、床面積(容積)には算入されない。ロフトは専有面積にも含まれていない。また、2階部分を階高のあるフロアとすることで、3階以上のフロアは、通常のマンションよりも高い位置になり、商品性を向上させた。

 同物件は7月にホームページを開設。これまでの反響は約1400件。50年の定期借地権付き物件で、東京メトロ日比谷線・広尾駅から徒歩2分。東京・大手町の大手町ビル1階に設けた複合マンションギャラリー「大手町ギャラリー」を販売拠点とする。

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