(提供日刊不動産経済通信)飯田グループ傘下のリビングコーポレーション(東京・渋谷区)は、低層マンションの天井の高さを確保しつつ断熱性を向上させる独自工法の特許を5日までに出願した。高さ10m以内の4階建て賃貸マンションを建設する際、床などに仕込む断熱材の厚みを抑え、天井高を犠牲にせず建物の断熱性能を確保できる。これまでに6棟に採用。今後は全棟に取り入れる方針だ。
 一般的な工法では高さ10mのマンションは3階建てになることが多いが、リビングコーポは4階建てを実現できる「10-4(テン・フォー)CUBE(キューブ)工法」の特許を持っている。同規模の賃貸マンションを建てる際、断熱材の配置などを工夫することで天井高を狭めない独自構造を新たに考案した。資金調達を円滑にしたり資産価値を高めたりする観点から、投資用物件にも環境対応の波が及んでいる。同社は自社で開発する賃貸マンションの「quador」シリーズに新工法を取り入れて差別化を図っている。
 今年5月には福岡と名古屋に建設している賃貸マンションの環境性能が評価され、3棟同時に「CASBEE Aランク」を取った。全戸にペアガラスを採用。駐車場付きの物件には緑化ブロックを設けることで環境への負荷を減らした。新工法も同レベルの断熱性を保てるという。
 同社は東京や名古屋などで投資用マンションやアパート、ホテルなどの開発・販売を手掛けている。19年12月に一建設の子会社になった。20年11月に静岡県熱海市で自社開発の高級リゾートホテルを開業。昨年8月には福岡で戸建て分譲事業に乗り出す方針を表明した。

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