(提供 日刊不動産経済通信)ヌビーン・リアル・エステートは首都圏や大阪など大都市圏の住宅アセットに追加投資するに当たり、約1億ドルの第一次資金募集を4日までに終えた。集めた資金の大部分を東京を始めとする首都圏や大阪、名古屋の高齢者向け住宅に振り向ける。学生寮や戸建て住宅、シェアハウスなどにも充てる。募集金額は現時点で未定だが二次募集も予定しているという。
 ヌビーン社は4月末時点で東京に52物件(3183室)の賃貸住宅を保有している。それらの資産総額は10億ドルを超える。同社によると日本の高齢者向け住宅の市場規模は800億ドルになる。機関投資家にとって投資を増やす余地が大きいと有望視している。
 ヌビーン社は近年、日本の不動産への投資を拡大している。20年12月には東京都心の7物件(合計428室)を2億2600万ドルで追加取得した。昨春には欧州の再生可能エネルギー運用大手である英グレンモント・パートナーズを買収した。アジアや欧米などで環境分野への投資を加速させている。  

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