民泊新法活用の箱根ホテルレジ販売開始 サンケイビル・東急不、最高1億円超
ブリスティア箱根仙石原(HPより)

 (提供日刊不動産経済通信)サンケイビルと東急不動産は、民泊新法(住宅宿泊事業法)を活用した国内初となる「ホテルレジデンス」と「ホテルコンドミニアム」で構成する神奈川県箱根町の「BLISSTIA(ブリスティア)箱根仙石原」(合計63室)を売り出す。4日に現地モデルルームをオープンした。第1期販売対象はホテルレジ8室、ホテルコンド5室の計13室。最も広い住戸は1億円を超える予定。1期分の販売平均坪単価はホテルレジ、ホテルコンド合わせて470万円程度。
 物件は全室スイート仕様で、大涌谷や金時山が一望できる眺望をアピールする。建物は地上4階建てで、温泉棟や利用者専用レストランを備える。ホテルレジの用途は住宅だが、民泊新法に基づき年間180日は宿泊施設として運営会社を介して一般利用客に提供し、オーナーは賃貸収入を得られる。ホテルコンドの場合も稼働率に応じた賃料収入が得られ、年間100日を上限にオーナーは自己利用できる。いずれも権利形態は区分所有権。室内にはキッチンや冷蔵庫などを備える。ホテルレジの方がオーナーが利用できる日数が多く、中長期の滞在に向いている。
 第1期で販売するホテルレジの専有面積は55・42㎡から65・78㎡、間取りは1ベッドルームと2ベッドルーム。販売価格は6980万円から1億880万円。ホテルコンドの間取りは専有面積50・62㎡の1ベッドルームで、販売価格は7180万円と7480万円に設定した。別途、管理費や修繕積立金がかかる。宿泊料金はホテルコンドが1泊8800円、ホテルレジは無料。7月1日から登録を受け付ける。事前の反響については「想定を上回る問い合わせを得ている」(サンケイビル広報課)という。

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