ユニバーサル ミュージック、BGMアプリをマンション共用部・店舗向けに

 レコード会社として所属アーティストによる楽曲の制作・宣伝・販売を行うユニバーサル ミュージック合同会社は、『Smart BGM』という名の店舗向けのBGM配信サービスの提供を開始した。さらに今夏にチェーン店舗以外のユーザーにも利用可能なフォームもサービス・インし、今後は独立型の店舗での利用や、マンションの共用部など住居系での利用も見込んでいる。

 プレイリストは「洋楽最新ヒッツ」「ジャズスタンダード」など50タイトル。先行他社との違いとして、曲と曲の間の空白(曲間)が一般的なBGMサービスには数秒程度存在するところ、Smart BGMでは1曲目のアウトロのボリュームを徐々に下げつつ、2曲目のイントロのボリュームを少しずつ上げて、曲の繋ぎ目を無くす「クロスフェード機能」を搭載。曲間の無音の時間を無くすことで、場の空気を壊さないようにする。これまでレコード会社はBGM市場には積極的に参入してはおらず、ユニバーサル ミュージック開発本部によると「(日本国内の)メジャーレーベルとしてのBGM事業は(同社が)初」であるとしている。 

 今後の展開として「マンションの共有エリアや宿泊施設などでもより居心地のよい空間作りという視点からBGMを提案していきたい」(同)方針で、例えば既存のマンションの場合、管理人室等のパソコンをネット環境に常時接続し、建物内のスピーカーでBGMを鳴らすなどのシチュエーションが想定できるという。

初期費用は無料、月額は2980円と3480円の2プラン。現在は美容室やカフェなどの飲食店がメインで利用している。公式サイトは以下。
https://smart-bgm.net/jp/index.php

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